薄毛というと40代や50代くらいから加齢と共に現れる言わば生理現象のようなものだと思っていないでしょうか。
若いうちは黒々とした太い髪の毛が頭部を所狭しと埋め尽くしているから平気、自分には関係ないとつい思いがちですが、薄毛のリスクは我々若い世代にもあります。
事実、近年では若いうちからの予防・対策を目的とした若者向けの薬用シャンプーや、強い髪を育てるための医薬部外品の広告をたくさん見かけます。また、若者にも向けた薄毛治療の宣伝も作られていることから、若年層の薄毛は無視できない問題となっていると言えます。

私は現在20代中盤ですが、薄毛問題には非常に敏感です。
というのも、私は過去に三度、円形脱毛症を発症し薄毛や禿という問題を実際に抱えたことがあるからです。
単に「若ハゲ」と言われるのはAGAという思春期以降の成人男性に見られる男性型脱毛症で、遺伝子やホルモンバランスが影響する薄毛の症状ですが、円形脱毛症は男女差や年齢は殆ど関係なく、主にストレスやアレルギーといった原因で誰にでも発症する薄毛・禿の問題です。
私は非常にストレスを溜め込みやすく、過去に人間関係や就職活動の難航といった原因でストレスが臨界点に達した時、円形脱毛症を発症しました。

一番初めは中学生の頃で、10台で禿げてしまったことに大変なショックを受けた私は髪が生えてくるまで学校を休みがちになり、学校に行かなければならない時は元々長かった髪で禿を隠すようにしていましたが、周囲の視線を過剰に気にしてしまい、逆に禿が進行してしまうような気がしていました。
就職活動中に薄くなった時は、面接や合否の結果を大学の事務やゼミに報告に行く度に精神面を心配され、面接でも若ハゲを指摘されるなど、禿げているだけで必要以上に注目を集めてしまい、辛かったです。

禿は辛いですが、円形脱毛症の場合はきちんと対策すれば薄くなった髪は元に戻ります。
私は三度も禿げて酷い時は五百円玉くらいの大きさの禿ができましたが、今ではきちんと髪が生えています。
実際に行った対策としては生活習慣の改善、食生活の見直し、ストレスとの付き合い方の見直しです。
もちろん頭皮マッサージや薬用シャンプーの使用もしました。
ですが、生活習慣や食生活の改善は現在禿げている人だけではなく、これから禿げることを予防したいという人にもお勧めです。

私が一番力を入れたのが食生活の改善です。
元々高カロリーな食事をしていたわけではありませんが、料理に使う油を減らしたり、高タンパク・高脂質の食べ物の摂取量を減らすようにしました。
そして、薄毛の改善の鍵を握ると言われる女性ホルモン、その一種であるエストロゲンに似た働きを持つイソフラボンを積極的に摂取しました。
イソフラボンというのは大豆に含まれる成分で、豆腐や納豆といった古くから日本で親しまれている食材もあるため摂取するのは簡単です。調整豆乳を飲むのも良いでしょう。
また、唐辛子などに含まれる辛味成分カプサイシンと一緒に摂取することで更なる効果が期待できるとされるので、豆腐と唐辛子を毎日食べました。
食事による薄毛改善は各々の体質によって効果は異なるのであくまでも参考にし、摂取のしすぎは逆にホルモンバランスを乱す可能性があるので程々にしましょう。

円形脱毛症の場合はストレスという要因が大きく関わっています。
ストレスをなくすことが一番ですが、それは無理です。なので自分なりにストレスを発散できることを考えた結果、私は運動をすることにしました。
器具を買ったりジムに通うとお金や時間が掛かってしまうので、ランニングをすることにしましたが思いの外楽しむことができ、現在でも継続しています。
運動をすることで代謝も良くなるので、血流が滞って硬くなった頭皮の改善にも繋がるので、運動は薄毛予防の適切な方法だとお勧めします。

このようにして私は薄毛を改善し、予防策として取り入れています。
年齢を重ねていくと髪の毛の質も徐々に弱くなり、薄毛のリスクも大きくなることが予想されますが、若いうちから日々の対策次第でリスクを回避したり、薄毛の問題を抱える時期を遅らせることができます。
AGAの場合は専門の病院へ、過度なストレスが原因の円形脱毛症は心療内科への通院も手ですが、自分でもできる改善策や予防策があることも、知っておいてください。